サラゴサ(Zaragoza)のEl Pilar(10月12日)闘牛祭が終るとJaen(ハエン)のフェリアを残して、スペインの闘牛シーズンは終りを迎えます。闘牛士達にとっては、休息の時期に突入なのですが、一部の有名闘牛士達は、これからシーズン開幕になる中、南米へと出稼ぎの時期になってきます。スペインの本格的開幕になる翌年の三月まで、本国と中、南米を行ったり来たりの渡り鳥になります。
中、南米で盛んに闘牛が行われている国が、コロンビア、ベネズエラ、メキシコと言う事で、闘牛士の移動はこの3ヶ国が一番多いようです。コロンビアでは、Corrida de Toros(正式闘牛)が年間70-80試合、Novillada(見習い闘牛)が150?200試合、ベネズエラでは、Corrida de Toros50?60試合、Novillada200試合、メキシコでは、Corrida de Toros50-70試合,Novillada100-120試合ぐらい開催されていますので、中南米の有名闘牛士もたくさんいますが、ローカルで終ってしまい、欧州を含めた有名闘牛士はなかなかでて来ません。現役ではコロンビアの闘牛士、Cesar Rincon が闘牛界の歴史に残る唯一の人となっています。
その他、余り知らない所では、ボリビア、エクアドル、パナマ、コスタ リカ、ペルー、ガテマラなどで闘牛が開催されますが、試合数は少ない様です。アルゼンチン、ブラジル、エル サルバドール、ホンジュラス、プエルト リコ、キューバ、ニカラグア、パラグアイ、ウルグアイ、等もかっては、闘牛試合がありましたが、闘牛牧場不足、闘牛士不足、観客不足、国の禁止令などで、廃れてしまいました。
歴史的には、征服者の時代(十六世紀)に闘牛が植え付けられ、現代に到っている国、その後19世紀までの植民地時代に根付いた国が在ります。闘牛士、闘牛牧場、観客の三位一体の一つが欠けていた国は、闘牛が深く根付かなかった様です。
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